Monday, July 07, 2008

「ドバイへ」






2008.3.24

大学教員は3月になるとまた一学年の卒業を体験する。今年も大勢の卒業生を建築の世界へ送り出しほっとした。卒業式が終わると、またUIAトリノ世界大会に関連した旅に出た。今回は35歳以下の建築家を対象とした国際コンペの審査だ。2月にメキシコで国際コンペの審査を体験したばかりだが、このようなコンペの審査を仰せつかるのは光栄であるとともにヤリガイのある役目だ。この旅では、もう一つの目的があった。アラブ首長国連邦の首長国のひとつであるアジマンから招聘され国際都市計画会議に招聘されたのだ。ここでは、スピーカーとして講演を依頼された。ここ数年パキスタン、マレーシアなどのイスラム国家にて国際会議に招聘され講演を行ってきたが、いま旬であるUAEを訪問することができるので、気持ちが高揚した。
羽田より、関空経由でエミレーツ航空にてドバイに到着したのは早朝5時であった。
砂漠の国UAE.空港は近代的であり、またこの国の首長は1960年代後半よりこの空港を世界主要ハブ空港となるように育ててきた。雰囲気はアラブ・イスラム圏だが、働く人たち、行き交う利用者たちはまさにグローバルな人々たちばかりだ。ボクの滞在するホテルはドバイ首長国のとなりのシャルジャ(Sharjah)にある5つ星ホテルだ。人工湖とその周りに立ち並ぶ近代的な高層ビルを見渡すホテルだ。まさに砂漠のオアシス。その向こうにはアラビア海が開けている。
実はまだ講演会のパワーポイントの準備ができていない。この日は一日講演の準備に明け暮れた。


【GK】
              

No comments: