Saturday, July 14, 2007

UIA, ARCASIA会議が同時にスタート!




会議スタート!

2007.07.04

今朝はゆっくりと始まった。朝食は5階のレストランでとった。定番の朝食のビュッフェだけではなく、朝から寿司やラーメンなども準備されていた。集まったアジアのVIPたちと共に朝食をとり、午前中は、部屋で会議前の準備をした。昼からの会議はARCASIA Professional Practice委員会、つまり、建築業務についてアジア各国が情報交換、また、越境業務などについて話あう委員会だ。今回の出張には日本からは僕だけが出席していないので、時間があれば、全会議に出席してほしいとの日本建築家協会からの要請があったからだ。会議は一時間で終わり、引き続き、UIAの役員会に出席した。役員会にはホスト地区の理事が出席することになっていて、ここでも、岩村和夫第4地区理事に変わって副理事として日本からこの委員会に出席することになった。
第一日目の会議が無事に終わり、夕食はペトロナスタワー42階にあるメンバーズクラブが会場だ。今夜は、昨年ゴルフのプレー中に逝去されたヒシャム・アルバクリ前UIA副会長を偲ぶ会として企画された。アルバクリ氏はマレーシア独立とともに建築家協会設立に貢献し、英雄的指導者として尊敬される存在であった。また多くの国際活動に参加し、UIAの副会長も務めた。Gaetan Siew会長はじめ大勢の役員、友人たちからアリバクリ氏の懐かしい話などが披露された。国際会議での晩餐会として、とても印象的なものであった。

                                                   【GK】

マレーシアに世界から建築家たちが集まった!




2007.07.03

今年は昨年に引き続き、海外出張が非常に多い。北京旅行で体験した中国経済の活気の余韻から覚めて間もなく、今月はマレーシア共和国の大都市クアラルンプールに飛んだ。マレーシア建築家協会が主催する「Design Expo」とUIA (国際建築家連合)主催のUIA ForumほかUIA役員会、アジア建築家評議会役員会などいくつかの会合に出席するためだ。
このような建築家の大会は国際会議を同時主催することが多い。地元の建築家協会が大会のイベント、とくに建築家たちによる講演会やシンポジウムに付加価値をつけ集客増加を狙うからだ。今回はUIA会長、副会長、ARCASIA議長、副議長など世界の建築家を代表するメンツが大会に出席するとなると地元建築家協会関係者の気持ちは高揚する。もちろん、大会の企画、予算は地元もち負担である。僕の推測だが、おそらく2004年、隣国のシンガポールが第一回UIAフォーラムを主催したことに喚起されたのだろう。かつては一つの国であったマレーシアとシンガポールは1967年にシンガポールが共和国を脱退、独立の道を選んだ。それから40年、ライバルとして小国シンガポールが常に優位に立ってきた。建築家協会の場合も良きライバルだ。そして、今回UIAを迎えての晴れ舞台がいよいよやってきた。そんな状況下、11:00発のマレーシア航空に乗った僕は、夕方16:00に黒川紀章氏設計のクワラルンプール国際空港に到着した。同じ飛行機に米国建築家協会のGene Hopkins元会長が乗っていた。デトロイトの建築家でUIA将来政策委員だ。最近では、リスボンで、また、サンアントニオで会っている。このように、世界各国から集まる建築家たちと様々な国、様々な都市で時間を共有できることがとても幸運だと思っている。
Geneとタクシーを共にし、クアラルンプールコンベンションセンターに隣接するTraders Hotelへと向かった。
ホテルに到着すると間もなく33階のスカイプールでVIPウエルカムカクテルが開催された。おしゃれなホテル、まだオープンして半年も経っていないそうだ。
こうして、このような大会、会議が始まる。明日からがたいへんだ。
【GK】