Saturday, August 04, 2007

国際アジア学者会議2007に出席!



2007.08.03

また、クアラルンプールにやってきた。81日から9日まで、ここマレーシアと香港で学術会議とシンポジウムに参加するための海外遠征を行っている。今回はInternational Conference of Asian Scholars (ICAS)という国際アジア学者会議に出席するためだ。会場は先月と同じクアラルンプールコンベンションセンターということもあり、慣れた環境だ。会議では、国士舘大学アジア日本研究センターの一員として、「アジアにおける文化的公共圏の可能性」というテーマで4人のパネリストの一人として論文を発表した。21世紀アジア学部の土佐昌樹、青柳寛、佐藤研一氏らとそれぞれの論文を発表し、カナダのNova ScotiaにあるSt. Mary’s UniversityZoreh Bayatrizi氏がコーディネーターとしてセッションをまとめた。僕の論文は、自分が2001年から関わってきたアジア近代建築ネットワーク(modern Asian Architecture Network)のアジアにおける20世紀近代都市遺産の保存、再生活動がドイツの文化人類学者ユーゲン・ハーバーマスの論じた「公共圏」の一例であることを述べたものだ。こうして、他分野の研究者たちと一緒に自分の興味がある「アジア」という視点から研究を行うことはとても有意義でフレッシュな気分になる。他にも梶原景昭、樋田満氏を含めたパネルでは、アジアのsocial dreamingをテーマに政治と社会についてのセッションが開かれ、アジア研究における国士舘大学の存在感 が大きく現れていた。国士舘大学にはこうして真剣に大学を代表して国際的に研究成果を発表していくセンターがあることを誇りに思う。大学もどんどんこの国際的なセンターを支援していってもらいたいと願っている。
【GK】

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