Sunday, October 28, 2007

イタリア王家サヴォイ家の王子に遭遇する!




2007.10.12

トリノに到着し、12日はトリノ商工会議所の招待により会頭を表敬訪問しました。会議所は18世紀に建てられた市街地の大邸宅をオフィス使用していました。まるで映画に出てくるようなバロック様式の邸宅で、天井高は4メートルほどあるのではないでしょうか?会頭は小柄な紳士で確かフィアット関連の会長などを歴任された方だとおっしゃっていました。また、トリノは名古屋市と姉妹都市だということで、UIA2011年東京大会成功のために名古屋市長に応援を頼んでくださると意気込んでおられました。つぎはトリノ工科大学の付属研究所である「SITI」という都市計画研究所のコルシコ教授を訪問しました。教授は現在、トリノ市副市長をも務められていて、トリノの工業都市からデザイン都市への変遷に深く関わられておられるようです。コルシカ教授は駐日イタリア公使夫人のローラ・コルシコ・アマティさんのお父様です。来年のトリノ世界大会で、日本代表団へ無償でSITIオフィスを貸してくださるという素晴らしいオファーを出されました。これは2011年東京大会実行委員会(JOB)へ報告できるうれしいニュースです。JOB関連の訪問を終え、トリノ大会の企画である「Flows」という、ポー河の畔に並ぶボートクラブのクラブハウスを利用して、世界各国のパビリオンとするプロジェクトの現場に案内されました。僕が訪ねた歴史あるクラブハウスは河川敷に出現する夜の屋台飲屋街の真正面で市中心部から徒歩5分ほどの対岸にありました。
これも日本館として利用することが可能だそうです。さて、夕方の宮殿のオープンハウス(パレス!!)に行く準備のためホテルに戻りました。
夕方はバスで宮殿に向かいました。宮殿は静かな郊外の街にありました。到着するともうすでに宮殿前の広場では観光大臣のスピーチが行われていて、数千人のVIPゲストが集まっていました。しばらくして、イタリアを支配していたサボイ家の王子も来られているということが知らされました。王子は、国外追放されてから50年以上ぶりに、初めて国内へ公式に招待され、旧自邸(別荘だが)を訪問したのです。僕はミーハー的に王子を発見し、写真を撮ることに成功しました。今夜はヨーロッパ上流階級の世界をちょっと覗いたひとときでした。


                                                          【GK】

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