Saturday, February 02, 2008

韓国建築家協会設立50周年記念大会にて基調挨拶を行う




2007.11.13

11月に入って緊急出張に出かけた。韓国建築家協会(KIA)の設立50周年大会の基調挨拶と韓国登録建築士協会(KIRA)会長との面談の二つの任務をJIA仙田会長から仰せつかった。KIA大会はソウル市にある旧ソウル駅舎にて開催された。この建物は近代都市遺産として重要な建築物であり、大韓民国史蹟283号として登録されている。設計は東京帝国大学教授塚本靖と朝鮮総督府の建築家ドイツ人ゲオルグ・ラランデによるもので1925年に竣工し、2003年に閉鎖された。
KIA大会式典には国会議員や在韓シンガポール大使などが招待され、僕は2人目の登壇者として仙田会長よりの祝辞を述べた。式典が無事終了し、引き続き夕食会が開催された。韓国建築界の重鎮たちが出席し、プレゼンテーションではKIAに貢献した歴代の会員たちがパワーポイントにより紹介された。駅舎内には様々な作品や50年史の展示などがあり、第2次世界大戦後日本統治から独立し、自らの道を歩んできた隣国韓国の建築家たちの達成した業績に僕も感激した。韓国建築家たちは、これから、さらなる発展と国際的に影響を及ぼすことは間違いない。
翌日は、今度はKIRA本部を訪問した。先月、東京国際フォーラムにて開催されたJIA20周年記念大会に招聘したFIKA(韓国建築団体連合)の会長を務めるHanKIRA会長との一カ月ぶりの再会だ。
仙田会長からのメッセージを伝え、今後の日韓建築界の親善関係やアジアの建築家の将来についてなど、柳(Ryu)春秀副会長を交えて2時間ほど会談した。そこへKIRAのキャンペーン・レディとして活動を始める韓国の有名キャスターさんが登場し、Han会長へ表敬訪問。僕も一緒に記念写真に収まることができた!
懇談後、一行は近所の老舗韓国料理店にて会食を楽しんだ。僕の帰りの飛行機は金浦空港から4時出発だったので、途中で失礼して空港へ向かった。
今回のクイック出張は韓国の二つの建築家団体の会長、また、名誉会員の先輩たちと友好関係を築くことができたことでとても有意義な旅だった思っている。



【GK】

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