Monday, February 25, 2008

イスタンブール産業遺産の再生に参加




2008.01.12

今日から一週間、トルコのイスタンブールへ出張する。
今回の出張の目的は、2006年5月に当地にて行われた産業遺産再生ワークショップのまとめ
として記録となる本の出版作業を進めるためだ。ワークショップは、僕が過去4年ほど関わってきた20世紀の文化遺産である工場や倉庫などの建築物の保存、活用についての提案をすることを目的とした。そして、その手法の発案などをイスタンブール工科大学の研究者たちの協力のもと、インドネシア、トルコ、日本の建築家たちが、若手建築家とともにチームを編成しいくつかの提案をしたものだ。
地元のコーディネーションを担当したのが同大学の助手を務めるネシェ・ド−サンだ。ワークショップを無事に成功させた後、彼女はフルブライト奨学生としてハーバード大学で一年間研究活動に専念するためイスタンブールを留守にしていた。彼女が帰国し、ようやく出版に向けての活動が再開するという訳だ。 ワークショップは1年半前に実施されたが、その後、実際の工場はどうなったか、そして、果たして売却先の地主はこの産業遺産をどう再生するのかなどが興味深いところだ。

                                                         
【GK】

No comments: