Monday, February 22, 2010

日本の国際建築教育システムの認証にむけてロンドンへ




2008.11.8

UIA(国際建築家連合)教育委員会の建築教育認証システムは建築教育の国際水準を保証する為に、各国の教育システム認定機構を審査し、認証する。いよいよ日本のシステム(日本技術者教育認定機構: JABEE)が2008年12月にその審査を受けることとなった。その事前打合せに出席するために早稲田大学の古谷誠章教授とロンドンの英国建築家協会(RIBA)へ向かった。ロンドンは15年ぶりとなる。町の雰囲気もずいぶん変わった。Canary Wharfなどはもうロンドンの一部となり機能している。2012年のオリンピックに向けての建設ラッシュも見られる。ロンドンの町は明るくなったと感じた。ホテルはフィリップ・スタルクがインテリアを手がけたSanderson Hotelを取った。RIBAまで歩いて10分程の距離にある。スタルクは建築家というより、やはり内部建築家と言っていいだろう。「雰囲気」を提供する魔術師だ。
会議は3日間にわたって行われ、日本にての審査についての打合せはRIBAの審査チームとUIAのチームがUIAの名で行う,世界で初めての機構認証となる。その他に世界の教育情報の交換の場となるReflection Groupの会議も行われた。このように建築家の職能資格の互換性や国際教育の同等性など、グローバルな視点で国内情勢を見て行かないと、日本はガラパゴス化の道を歩むはめになってしまうことが、個人的な懸念だ。これからも僕の役目は、日本が如何に国際的でいられるかという方向性に寄与することだと改めて思った。

解放された4日目にはロンドン巡りに出掛けた。Canary Wharf、バッキンガム宮殿、ビッグベン、ロンドンブリッジ、フォスター、ロジャースなどの一連の作品を駆け足で散策してまわった。

またロンドンを訪れたい。


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