Thursday, June 07, 2007

北京のOld and New建築を求めて







2007.06.02

今日はバスに乗り、オリンピック競技場、798工場などをはじめとして、市内の現代建築を見学した。生憎、北京は曇り空でいい写真が取れない残念な一日となったが、10月に訪れたオリンピック競技場の工事は着実に進んでいて、今回は向かいのオフィスビルから全体の写真を撮ることが出来た。これらのスポーツ施設の完成が待ち遠しい。798工場は3年ぶりとなるが、益々、上海と並んで北京でのアートビジネスは凄まじい。現代アート、映画などの芸術表現は国家の爆発的な経済成長と共に芸術としての品格も急上昇であることが確認できる。特に中国文化の伝統と現代アートとの「普遍的」融合は、世界のアートワールドにすでに影響を与えている。また、798のギャラリーには日本や韓国のアーティスト等の作品も見られた。アジアのアートシーンをここから発信することになるのか?
前衛的な空間から、城内の胡同(フートン)へと向かった。インテリアの仕事で1997年に北京に来たときには、まだまだ多くの胡同が当たり前のように残っていて、路上には市場が栄えていたが、今は保護地区となり、観光的要素が入り混じる場所となってしまった。しかし、学生にとって新しい北京と伝統的な町並みを同時に見て歩くのは刺激的であった思う。
夜は、学会グループから解散し、国士舘大学国広研究室の夕食会と銘打って、北京ダックディナーを開催した。ダック6羽を学生たちと平らげ、他にも数え切れないほどの品々を注文し、北京の夜の宴とした。
【GK】

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