Friday, May 25, 2007

Golden Week Around The World Part 1

2007.04.27

ゴールデンウィークが始まろうとしている。金曜日の朝、成田空港はその気配が感じられた。ルフトハンサ航空に搭乗し、イタリア・トリノに向けて旅立った。翌日に開催される第2回UIA (国際建築家連合)トリノ世界大会国際学術委員会に出席するためだ。3年ごとに行われる建築家コミュニティの「国連総会」で行われる様々な講演、ワークショップ、展示会などの内容に関しての企画を国際的な視点から適切なアドバイスをするグループの一員として半年振りにトリノへと向かう。11時間のフライトの後、フランクフルトに到着した。乗継を待つ間ラウンジでメールなどを見ていて、リラックスし過ぎたこともあって、海外旅行に出かけるようになってから初めてフライトに乗り遅れた。あわてて次のフライトでトリノへ向かった。自業自得だが、フライトに乗り遅れた結果、荷物が同じ便にて到着せず、夜の最終便か翌朝の便となることが知らされた。仕方なく、空港に出迎えたハイヤーでトリノの街へと向かった。今回も一回目のときと同様、おしゃれなブティックホテルが用意されていた。「アートホテル・ボストン」という名のホテルで、館内いっぱいに絵画やアートオブジェが飾られたポストモダンっぽくてキッチュな空間だ。ロビーには委員の何人かと事務局のCさんが僕たちを迎えてくれた。夕食会は夜の8時から(黒猫レストラン)で行われるそうだが、その前に、出発一週間前に東大名誉教授のM先生からの連絡で紹介された現地の女流建築家と打ち合わせをするために彼女をロビーで待った。Lさんはトリノの大学で教鞭をとりながら、地元のアートソサエティのディレクターをもしている親日派の女性だ。2008年のUIAトリノ大会と2011年の東京大会と関連をもつために日イ建築エベントを企画したいとの意向だった。
僕もこれには賛成で、これから具体的な話し合いを行っていこうと約束して別れた。Lさんは、明日から東京、京都を訪問するそうだ。
夕食会はホテルから徒歩10分ほどのところにある大人っぽい、シックなレストランで行われた。ナポリ、ミラノ、トリノなど各地方からの料理で企画されたコースメニューを味わった。今回はイギリス在住の建築史家Joseph Rykwert教授が委員として参加され、僕のテーブルにオーストラリア女流建築家のJTさん、エジプト人建築家のTarek Nagaさん、主催者のLeopoldo氏、Cさんなどと同席した。親交を深めた楽しい夕食の後、ホテルに戻り、荷物を待ったが到着せず、そのままベッドの横たわり一晩を明かした。

                                                                                        【GK】

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